ICLはハイドロキシエチルメタクリレート(HEMA)とコラーゲンの共重合体素材のコラマーからできており、387nm以下の紫外線を90%以上カットする特性も備えています。
生体適合性の良い素材で、半永久的にメンテナンスフリーで使用できます。
また、レンズを柔らかく折りたたむことが可能なため、眼内に入れるための切開創は小さくてすみます。
※適応や禁忌はあくまで目安ですので、詳しくは適応検査をしてからの判断になります。
視力矯正方法 | メリット | デメリット | 当院での取扱 | |
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ICL | 虹彩と水晶体の間に眼内レンズを挿入する手術で矯正 |
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○ |
眼鏡 | 眼鏡をかけることで矯正 |
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○ |
コンタクトレンズ | 日中起きている間、角膜上にレンズを装着し矯正 |
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○ |
オルソケラトロジー | 就寝時のみ角膜上に |
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◯ |
レーシック | 角膜をレーザーで削る手術で矯正 |
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× |
ICLはレーシックと違い角膜を削らないため、レーシックでは矯正の難しい強度近視や強度乱視の方でも手術を受けることができます。
レーシックでは角膜を削るため元に戻すことはできないのに対して、ICLでは万が一トラブルが起こったり、見え方に満足できない場合などはICLを取り出して元の状態に戻すことができます。
将来白内障になった際はレンズを外して、通常の白内障手術を行うことができるのも安心材料となります。
※当院ではレーシックは実施しておりません。
患者さまの満足度や評価が良いといわれています
ICLはレーシックと違い角膜を削るのではなく眼内レンズを挿入することで視力矯正を行うため、術後のリスクやドライアイを感じることも少なくなります。そのため、レーシックと比較して患者さまの満足度・評判が良いといわれています。
近視の戻りを少なくすることができます
「近視の戻り」とは、年数が経つにつれ近視度数が以前の状態に戻ってしまうことを指します。
ICLはレーシックに比べこの近視の戻りが少なく、長期間にわたってICL手術で得られた見え方を維持することができるといわれています。
強度近視の方でも手術を受けることができます
ICLはレーシックでは矯正の難しい強度の近視や乱視の方でも受けることができるというメリットがあります。
レーシックでは角膜を削る必要があり、削れる量には限界があります。また、角膜を痛めるリスクもあります。
ICLは角膜を削らず眼内コンタクトレンズを挿入する手術方法のため、強度近視の方にも対応可能です。
レンズを交換したり、手術前の状態に戻すことも可能です
レーシックでは角膜を削るため元に戻すことはできないのに対し、ICLでは万が一トラブルが起こったり、見え方に満足できない場合などはレンズを取り出して元の状態に戻すことができます。
また、基本的にはレンズを取り替える必要はありませんが、度数やサイズの変更が必要な場合でも、レンズを取り出して入れ替えることができます。将来白内障になっても通常の白内障手術を行うことができるのも安心材料になります。
レーシック | ICL | |
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手術方法 | 角膜をレーザーで削り屈折矯正 | 眼内レンズを挿入し屈折矯正 |
近視の戻り | 近視の戻りの可能性あり | 近視の戻りが少ない |
見え方の質 | 角膜を削るために収差が増える | クリアで色鮮やかな見え方 |
適応検査+院長診察 ※自費で¥11,000(税込)
術前検査
手術説明会
レンズ発注
手術当日
手術後の診察スケジュール
手術時間は片眼で約20分ほどです。ICLは両眼同日に手術することが可能です。
点眼麻酔をして、白目と黒目の境目の角膜を約3mm切開します。
切開創から丸めたICLを挿入します。
丸めたレンズを広げていきます
眼内で広がったICLを虹彩と
水晶体の間に滑り込ませます。
ICLの位置を中央に調整し、
目薬で瞳孔を縮めて手術終了。
何かご不明点やご質問などがあれば、遠慮なく当院までお問合せください。